File-Level Encryption

SANUS(上場監査クラウド)が提供する堅牢なセキュリティ体制

お客様のデータをあらゆる脅威から守るための、3つの重要な対策をご紹介します。

保管データの完全な暗号化

お客様のファイルは、世界標準の暗号化方式「AES-256」を用いて、保存時にすべて暗号化。物理的な盗難や不正なアクセスからデータを守ります。

通信経路の常時暗号化

お客様のPCとSANUS(上場監査クラウド)サーバー間の通信は、すべてTLSによって暗号化されています。第三者によるデータの盗聴や改ざん、なりすましを防ぎます。

厳格な鍵管理とアクセス制御

データの暗号化に用いる「鍵」は、AWSのKey Management Service(KMS)で厳重に管理。許可された担当者のみがアクセスできる仕組みを構築しています。

技術仕様の詳細

より専門的な情報に関心のある方は、以下の項目をご確認ください。

暗号化を利用することで、お客様のデータは「転送時」と「保管時」の両方で、より安全に保護されます。

転送時のデータ (Data in Transit)

お客様のコンピュータからAmazon S3へデータを送受信する間の通信経路を保護します。SANUS(上場監査クラウド)ではすべての通信をTLSで暗号化しています。

保管時のデータ (Data at Rest)

Amazon S3のデータセンター内のディスクにデータが格納されている状態を保護します。これにより、物理的な盗難など万一の事態にも備えます。

保管時の暗号化は、大きく「サーバー側の暗号化」と「クライアント側の暗号化」に分けられます。

1. SSE-S3: S3が管理するキーによるサーバー側暗号化

Amazon S3が暗号化キーの作成から管理までをすべて行います。各オブジェクトはユニークなキーで暗号化され、そのキー自体もマスターキーでさらに暗号化される多重保護が特徴です。強力なAES-256を採用し、手軽に導入できます。

SSE-S3による暗号化の概念図

2. SSE-KMS: AWS KMSを利用したサーバー側暗号化

AWS Key Management Service (KMS) を使用して暗号化キーを管理します。キーのローテーションやアクセス監査など、高度な管理機能を利用でき、厳格なコンプライアンス要件に対応可能です。SANUS(上場監査クラウド)ではこのSSE-KMSを標準採用しています。

SSE-KMS 概念図

3. SSE-C: ユーザー提供のキーによるサーバー側暗号化

ユーザーが自身で作成・管理する暗号化キーをリクエストの都度提供する方式です。Amazon S3はキー自体を保存せず、ユーザーがキーを完全にコントロールしますが、管理負荷が高くなります。

SSE-C 概念図

4. クライアント側の暗号化

Amazon S3にアップロードする前に、ユーザーの環境でデータを暗号化する方式です。AWS Encryption SDKなどのライブラリを利用して実装し、エンドツーエンドの暗号化を実現します。

クライアント側暗号化 概念図

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