本発表のポイント
商標権の取得
サービス名である「SANUS」および「上場監査クラウド」が正式に商標として登録されました。これにより、当社のブランドが法的に保護されます。
意匠権の取得
複雑な監査ログを直感的に把握できる独自の画面デザインが意匠として登録されました。業務フローの可視化を支援する独自性が評価されたものです。
SANUS(上場監査クラウド)について
SANUS(上場監査クラウド)とは、Google Workspace、Microsoft Office 365、Slack、ZoomやSalesForceなどのウェブツールのクレデンシャル(認証情報)と、ユーザー情報を関連づけてイベント履歴（行動データ）情報を取得して、そのイベント履歴（行動データ）に基づいた表示を行い、履歴を管理するシステムです。
クラウド監査で、「良いこと、良い社員、良い会社」のCredibility(信頼性)検証を行い、上場監査を支援いたします！
商標権と意匠権の取得について
このたび、「SANUS」および「上場監査クラウド」について、SaaS提供に関する商標権を取得いたしました。 また、監査ログの表示画面に関するデザインについて、意匠権を取得したことをお知らせいたします。 これにより、「メールの送受信日時」や「Googleドライブ上での操作履歴」といった業務上の各種活動ログを、視覚的に分かりやすく表示することが可能となります。 当該画面は、業務フローの可視化を支援する監査機能の一部として設計されており、その独自性が評価され、意匠登録が認められました。
意匠登録における評価観点
意匠登録にあたり、特許庁では主に以下の観点から評価が行われています。
工業上の利用可能性
量産可能であり、視覚に訴える特徴を持つこと。
新規性
出願前に、同一または類似の意匠が公に知られていないこと。
創作非容易性
専門家でも容易に思いつかない独自のデザインであること。
先願意匠との非重複
先に出願された意匠と同一・類似でないこと。
不登録事由非該当
公序良俗に反しないなど、登録が認められないデザインでないこと。
一意匠一出願
基本的に、一意匠につき一出願の原則を満たしていること。
登録情報
| 登録種別 | 内容 | 登録番号 | 詳細情報 |
|---|---|---|---|
| 商標 | SANUS | 登録第6886911号 | J-PlatPatで見る |
| 商標 | 上場監査クラウド | 登録第6902607号 | J-PlatPatで見る |
| 意匠 | 履歴表示画面用画像 | 登録第1793916号 | J-PlatPatで見る |
| 特許 | イベント履歴管理システム | 特許第7603357号 | J-PlatPatで見る |
なぜSANUS（上場監査クラウド）がいいのか？
「すでに勤怠管理ツールを導入しているから必要ない」とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、SANUSは単なる勤怠管理ツールではなく、「クラウド監査」のためのソフトウェアです。
自己申告の勤怠管理が抱える課題
従来の勤怠管理ツールは自己申告が基本です。そのため、退勤打刻後のサービス残業や不正確な残業申請といった不正のリスクを排除できません。2024年4月に改正されたJ-SOX法（内部統制報告制度）では、報告義務が「財務の信頼性」から「報告全体の信頼性」へと拡大され、勤怠申請と業務実態の整合性を客観的に証明する重要性が増しています。
SANUSによる解決策（詳細）
SANUS（上場監査クラウド）は、金融庁が主導する上場企業で求められているJ-SOX法（内部統制報告制度）と、厚生労働省（労働基準監督署）が主導する「労働時間の適正な把握」のため、従業員のクラウド活動履歴監査情報を一元取得できる、日本初のSaaSです。
特許を取得した高度なIT技術により、Google Workspace、Slack、ZoomやSalesForceなどの利用ログを自動で取得・可視化することで、従業員の業務実態を客観的に把握・監査が可能になります。実態の活動内容と、自己申請の勤怠内容の差分を特定し、さらに業務フローまで深ぼれます。
例えば、勤怠申請データと活動データの差分時間を表示し、差分がある勤怠において具体的な活動を監査したり、自動収集した活動データに基づき、メッセージの返信スピードや活動量など、社員のパフォーマンスを可視化できます。
この度、意匠権を取得した監査ログの可視化のデザインは、監査で必須のデザインとなっています。 SANUS(上場監査クラウド)は、監査業務を大幅に効率化する勤怠監査SaaSです。
SANUS(上場監査クラウド)とは
SANUSは、各種ウェブツールの活動履歴（行動データ）を自動で取得・表示し、履歴管理を行うシステムです。海外エンジニアのフルリモート開発における生産性のばらつきという社内課題を解決するために自社開発された背景を持ちます。
導入により、業務量や対応スピードが可視化され、チーム内に健全な競争が生まれました。客観的データに基づくフィードバックはマネジメントの精度向上にも貢献しています。
私たちが目指す世界観（詳細）
現在では同様の課題を抱える上場前後の企業様にもサービスを提供しており、「ハラスメントにならず、健全に会社を成長させる」という世界観を目指しています。
経営者の方へ
すごい社員の活動データを見える化！勝てるチームを横展開する。
管理職の方へ
無駄な勤怠管理から、管理職を解放する。
社員の方へ
誠実に、一生懸命働いた人を可視化する。
SANUS開発秘話
劇的なコスト削減
開発当初、1ユーザーあたりのAWS費用は月5万円にも達し、社内利用すら困難でした。血の滲むような改善の末、まずは月2,000円までコストを削減。最終的に1ユーザーあたり月3USD以下まで原価を抑えることに成功し、現在月6USDという価格での提供を実現しています。
開発の背景（詳細）
SaaSツールのログを安定して取得・可視化するには想像以上に高度な処理能力が必要で、インフラとアプリのアーキテクチャを数回にわたり大幅に見直しました。社内の課題から始まったこのプロダクトは、徹底した改善の末、ようやく市場に出せる形となりました。
株式会社Definerについて
当社は「透明性の高い企業運営と公正な人材評価」を支援し、ハラスメントにならず、健全に会社を成長させる世界観を目指しています。SANUS（上場監査クラウド）を通じて、経営者、管理職、そして現場で働くすべての従業員にとって価値あるサービスを提供してまいります。
会社名称: 株式会社Definer (Definer Inc.)
本社所在地: 東京都千代田区九段南１丁目５番６号りそな九段ビル５Ｆ・ＫＳフロア
代表者: 代表取締役 阪本健太郎
Email: assistant@definer-inc.com (広報担当)